海外に行く時は、どこかでトランジットして
目的地以外の国を経緯して行くのが好きです。
時間があれば、数時間でも空港外に出て
街中を散歩したり、スーパーに行ったりします。
ほんの少しですが、その国に触れられて
ちょっとした高揚感を自分の中で楽しめます。
今回は、ポーランドの出張だったので
ドイツ経由で行きました。
ただ、時間がなかったので外には出られず
フランクフルト空港内を散策することに。
さすが、デザインとエコの国!
空港内は、実に美しく見やすい案内のサインと
近未来的なインテリアにレイアウト、照明、
シルバーが効いた内装に黄色が映えます。
そんな中、しっかりエコも存在していました。
まず、トイレのペーパータオルは
グリーンのブチブチ、私好みの再生紙でした。
そして売店で「0.75ユーロ」の水を買ったら
「0.25ユーロ」という水以外の代金が加算。
何の値段か聞いたところ、
それはペットボトル代で、飲み終わって返せば
「0. 25ユーロ」が返金される、
リファンドシステムというものらしい。
初めてのことで、ちょっと試してみたくなり
一気に水を飲み干し、返却に行ったら
「Thank you madam!」
と笑顔で、確かに返金してくれました。
よく見たらラベルにも、それらしきマークが。
この宇宙ステーションのような空港で
エコが徹底している清々しい瞬間でした。
先日、取材がらみで
13年ぶりに知り合いに会いました。
(最近、そんな再会が、なぜか多いです!)
以前、編集者だった頃の先輩で
今は、文藝春秋の小泉剛史さんです。
いろんな意味で大きくなられていて
驚きと嬉しさと懐かしさと、いろいろでした。
早速、激辛韓国料理を食べに行き、
「次は…」という、13年前の流れに。
あの頃は小泉さんと朝まで飲んでいました…
でも、今は禁酒中。お酒を飲まない人って、
2件目はどこに行くのでしょう?
結局、近場で話題になったICEBARへ。
空間自体は、どうなっているのか
気になっていたので、あくまでも後学のために…
冷気が流れる空間は
本当に氷の箱! 氷のグラス! 氷のベンチ!
長く居れないので、素晴らしい回転率!
本場、スウェーデンのICEHOTELを
ほんの少し、垣間見れた気分でした。
フィンランドの建築家の友人が、よく
「ラップランドに行ってきた!」という
話をしていたことを思い出しました。
そんな聞いただけの、地の果ての空気を、
イメージしながら噛み締めつつ、
ウォッカを飲まざるを得ない環境を
ちょっといいな、と思いました。
飲まないと、凍えたまま固まりそうなんです!
昨日は、高崎に出張でした。
新幹線での出張の帰路の楽しみは、
お酒を飲みつつ、ほろ酔いで帰ることでした。
でもここのところ、禁酒をしているので
初めて、ハッキリした意識のまま戻りました。
人間、やればできるものなんですよね。
それに併せて、食事も変わりました。
主に豆腐や蒟蒻、寒天、海草、キノコなどを
毎日、調理法を変えて食べています。
高崎といえば群馬、群馬といえば蒟蒻!
お土産店さんで、変わり蒟蒻を発見!
大豆を混ぜた「枝豆こんにゃくとうふ」と
豆乳で作った「ゆばこんにゃく」です。
食感や歯ざわり、味も変われば、
蒟蒻を楽しんで食べ続けられます。
前回、高崎に行った時には見かけなかったので
これで高崎出張の楽しみが一つ増えました。
さすが!蒟蒻の産地は違います!
インテリアの仕事する上で必要になるのが車。
家具を運んだり…と考えると
大型のワゴンなどをイメージするのですが
それが、どうしても嫌でした。
どんなに疲れていても、車に到着した時に
元気になれる車にしたかったのです。
最初に買った車は
中古のクラウンで箱車。外装は黒塗り。
内装はシルバーがかったグレーのベルベット。
いつもピカピカに磨いていましたね。
乗り込むと、違った気分になれて大好きでした。
これが事故に巻き込まれ、修理に出した際に
トヨタの修理の人は、直してはくれず、
新車を勧めてきました。
そのセンスのなさにガッカリ。
新車を喜んで買うような人間に見えますか?
こういう車に、こだわって乗っている感性が
微塵も伝わらない言動に、情けなく、
「部品がない」=「廃車」という決め付けにも
相当、腹ただしさを感じました。
でも私は、家を直せても、車は直せない。
廃車を決定せざるをえず、近くのファミレスで
昼から、赤ワインをガブ飲みしました。
その後、車を探すと同時に
部品がなくても直してくれる人も探しました。
愛している大切なモノを失うのは
本当に哀しいものでしたから、
同じことが起きないようにしたかったのです。
そこで出会ったのが、カクカクした箱車と
ガレージモリムラの森村亨さんです。
このワイン色のキャデラックは、乗ると、
ワイン樽の中に包まれているような感じがして
疲れが、一気に吹き飛ぶパワーをくれます。
この心地よさを、死ぬまで大切にしたい。
こういう私の想いを森村さんも理解してくれて
内側を少しずつ、きれいにしてもらっています。
私にとっての、車の主治医ですね。
先日、修理後の車を取りに伺ったところ、
「アメリカから、このキャデラックの型の本を
取り寄せましたよ。これで一生安泰ですね」
と、言ってくださいました。
キモチが通じるって幸せ! そんな一日でした。