2007年12月29日(土)                                  |   赤松珠抄子
初心忘年会

忘年会の週でした。
でも、仕事が終わらず時間内に伺えなかった会も…
スミマセンでした…

忘年会という名の、七夕のように、
年1回、必ず会って近況報告をする会もあります。
見事に、それ以外の364日は会いません。
それがもう5、6年は続いているでしょうか。
不思議な関係です。

私が学生時代からお世話になっている方ばかりで
20年近く経っても、常に私が下っ端です。
そんな感覚も懐かしく年に1度、明らかに初心に戻ります。
よって、場所や日程の調整は永遠に私です。

今回は、
「激辛カレーはじめました」というDMに心奪われ
これまた学生時代から知っている方の店へ。

恒例のシャンパンに生牡蠣、カワハギのカルパッチョ。
最高ですね!
生き返ります!

赤ワインの前に、例の激辛カレー。
いつも思うのですが、よくシメにゴハンやお米モノ、
またはパスタが出てきますが…なぜ?
最初に下さい!
ワインがなくなったら食べる気しないし
とどめに「米」って、重すぎて苦しいです。
美味しいワインと共に、私は頂きたいのです!

で、先にカレー。
でも、辛くなかった…
辛すぎて、誰も食べれなかったから、らしい…
残念…それがいいのに!
カレーシーズンが終わらないうちに、
絶対、私用に激辛にしてもらおうと勝手に思いました。

そして、濃い目の南アフリカの赤ワイン。
「建築家がやっているワイナリーのだよ」と選んで下さり
ラベルには家の図面の柄が…
何だか、嬉しい…来年も頑張ろう!
ワイン1本、いろんな想いがグルグルしてきました。

昔から知っているオヤジたちに囲まれて
近況を報告して、聞いて、来年の意欲に繋がる忘年会。
また来年、もっと良い報告をしたいな、と思いながら
今年、シメの忘年会となりました。



立派な生牡蠣
フライと迷ったが正解!


カワハギのカルパッチョ
シャンパンが進む進む進むう


再トライ勝手にしたいカレー
トロトロカレーは
赤ワインにもとっても合う


大好きな焦がしネギとエビ
毎日だって食べられる


大好き! トリッパ!
もっと辛い方が好きだあ!


 2007年12月27日(木)                                  |   赤松珠抄子
シンプル割り箸紙袋

空港のレストランで
普通に置かれた割り箸にドキッとしました。
すぐ捨ててしまう割り箸の「袋」に
ふと魅かれる何かがありました。

余計なものが一切ないシンプルさ。
そう、名前だって
「空港レストラン」って、そのまま…
その潔さが、デザインにも現れているのでしょう。

なんてことない書体に、空を思わせる青1色。
スッキリした間隔で、マークとロゴが配されていて
でも、いわゆる割り箸袋の斜めの口。

私なら、もう少し書体を細くしているかもしれません。
でも、このよくある書体で、この余白が
とても主張をしてくるのです。
しかもガツガツでなく、さりげなく。

やっぱり、実用の上に成立しているデザインは強い。
斜めの口でさえ、何だか許せてきます。



箸袋は持ち帰りました!

 2007年12月25日(火)                                  |   赤松珠抄子
頂きモノで元気復活

いつから、クリスマスが楽しく過ごすものでなく
仕事の追い込みになってきたのでしょうか…
ワイワイしていたのは小学生くらいまでですね。
でも、仕事があるのは幸せです。

そして今年もまた、締め切りに追われアタフタ。
ただ年を越すだけなのに
やっぱり年末は慌しくなります。

でも同時に嬉しいのが、不意に届く頂き物です。
今日この日に、
ワインとチーズ巻きサーモンが別のところから届きました。
頑張れってことですね!
有難うございます!


フルーティな国産ワイン
今の状況にはピッタリな
飲みやすさ!


こちらはサーモン
パッケージがなかなかいい


サーモン×チーズ最高!
これにちょっとレモンと
ケッパー添えれば完璧!

 2007年12月22日(土)                                  |   赤松珠抄子
デザインアワードな仕事

ついこの間、ミシュランガイドで盛り上がった様子。
仕事の打ち合わせに行っても、そんな話が出ていました。
でも、私は全く興味がありません。
1年かけてまわったとしても、
その辺の一見、こ汚い感じだけど
実は、素晴らしく美味しい店までは行けていないはず。
それに食の好みが根本から違ったら
どんなにオススメでも、同じ感動は共有できません。
やっぱり自分の感覚で、自分の舌で、
確かめた「良い!」でなければ意味がありません。

それはデザインにも言えることです。
誰それのデザインだから、ではなく
自分がいかに使いやすく、かつ美しいと感じたか、
これが大事、大切なのです。

年末になると「デザインアワード」と総称されるような
1年を振り返って「モノを選ぶ」仕事のお話がよくあります。
でも、基本に、
インテリアに流行は関係ない、と、思っています。
インテリアは、世の中が何と言おうと
自分が心地良ければ、それが一番良いのです。

先日、とてもお世話になった「マンスリーm」さんから
「デザインアワード2007」モノの選考のお話を頂きました。
自由に、何でも、どこからでも選んでいい、
ということでしたので受けました。
その号が、21日(金)に発売になりました。

いろんなクリエーターが、いろんなモノを選んでいます。
この人が選んでいるから、ではなくて
気になったら、実際に実物を見て、自分の眼で買う。
それであれば、一つの指針にはなるのかもしれません。
ただ、好きなデザインの根本が違えば
どんなに薦められても心は動きませんけどね・・・



きれいな赤が効いている表紙


私の頁隣はトネリコの米谷くん
こういうところで会うと嬉しい
他にも知り合いが多くて
選んだモノもフンフン
私が選んだ一つは
リラインスの水栓金具
もう一つはのファブリック

 2007年12月20日(木)                                  |   赤松珠抄子
手づくり大賞審査会

今年で9回目をむかえる
カインズホームが主催する手づくり大賞
今日、第一次予選を通過した作品の審査会がありました。

今年は、例年にも増して
家の中のリフォームに関わる作品が多くて
私としては、非常に嬉しかったですね。

また、子供作品も最高です!
いつも、あの発想力には驚かされます。
大人にはできないラフさと感性が集結して
見事なアートになっていました。
いくつか紹介します。

上は、梱包材で作った恐竜と
半分に割った卵の殻に色を塗った恐竜のタマゴ。
背部分には、パン袋を留めるクリップを再利用しています。
日付が見えたり見えなかったり、
それが子供らしくて微笑ましいです。
ほぼリサイクル! リユースアートですね!

下は、ほとんど紙製ですが
意外な発想だったのが、ガムテープの木の根。
支える役目と、根を表現する役目とを
二重に持たせるあたりが斬新でした!

こうしていろんな素材が生き生きとしていました。
他にも面白い作品がたくさんあります!
思わず唸ってしまうほどの完成度の高いものや
家族愛から生まれた作品まで様々。
誰が何と言おうとも、私が気に入った!赤松賞もあります。
結果発表は年明けに、
カインズさんのホームページで発表されるようです。
是非! チェックしてみてください!



恐竜に見える不思議な迫力


これが自分のタマゴだったら
育てがい、あるね


木に巣を作る小鳥たち
紙の可能性を感じる


確かにガムテは木の色
裏方のガムテが嬉しそう


 2007年12月15日(土)                                  |   赤松珠抄子
WORKS更新

今月、2回目の更新! 地道に進めています!
WORKS-INTERIOR PAINTING 
002.SPICERY(コラージュ)です。

前回に続き、夢見る女の子の目指すものを描いた作品。
未来に抱く想いを聞きながら、
絵のテーマを決めるのは楽しいものです。

水彩画やコラージュ、写真など、
壁に掛けるアートはインテリアとしてもアクセントになり
それが将来の夢ならなおさらイメージとして、
日常的に感性に響くことと思います。

何もない壁の、余白の美しさもありますが
何かが欲しいと感じた時の「何か」も大切です。
その「何か」をインテリアと共に
お手伝いできるのは幸せなこと。

かつては商売的に絵を描いていた時期もありましたが
こういう依頼の絵に出会うとかないません。
絵を生業とせず、
「インテリアと共に成立する絵」という形に辿り着き
今は、絵を描けてよかったと思っています。


イメージは「少年時代」
おばあちゃんの大切な家具を
メインに使っている空間
植物は夏草のイメージで


レトロな雰囲気に
鉢植えの草っぽい植物と
ドライのスパイスを同居

 2007年12月13日(木)                                  |   赤松珠抄子
本むら庵、復活!

仕事の合間に出掛ける蕎麦屋が好きです。
だいたい遅いランチで15時頃、
六本木の「本むら庵」に行っていました。

少しの散歩と
人がいない静かな空間で、ちょこっと飲む時間、
そしてシメの蕎麦が、私なりの小さな気分転換でした。
それが・・・・・・
先月、出掛けたら閉店しているではありませんか!
しかもニューヨーク店も閉店だと聞いています。
何があったの本むら庵・・・と思っていました。
世界で一番、好きな蕎麦屋が近所から消えるなんて・・・
ショックで落ち着きませんでした。

この世界一好きな蕎麦を食べるには
本店の荻窪に行くしかありません・・・行こうか・・・
と、ふと、電話をしました。

なんと! 今月10日に!
六本木店もリニューアルオープンしたとのこと!
ニューヨークでなさっていた息子さんが帰国されて
六本木店を継がれるようでした!
メニューも一部、変わっている様子。
よかったあああ・・・閉店じゃなかったのね・・・
絶対、近々、行こう!

あとは好きなメニューが残っているか、どうか・・・
ニューヨークでは、絶対に雲丹蕎麦でした。
六本木では、先にビールとカリカリに揚げた蕎麦、
そして蟹を蕎麦と海苔で巻いて揚げた「磯揚げ」
辛子を付けた「鳥だんご」
もうちょっと飲む時は、蕎麦湯割とわさび漬け。
最後に、ごまだれ蕎麦。

いやあ、存在していることが分かっただけで幸せ、
何だか、お腹いっぱいになりました!


まだ行けていないので
HPの写真を借りました

 2007年12月11日(火)                                  |   赤松珠抄子
中華ちまき&フカヒレマン

ライターの方から頂きました。
中華街で見つけた、ちまきと元祖フカヒレマンだそうです。

何年ぶりでしょうか・・・もち米を食べたのは。
健康のために減量を意識し始めて
まず、中華に行くのは止めて、炭水化物を止めて・・・
と思うと、5~6年は経っているかもしれません。

お米、甘いんですね。
それにゴロッと入っている煮込んだ豚肉の味わいが
もち米に染み込んでいて、また一層、濃いもち米に。
たまに食べると、
料理本来の主張をド真ん中で感じるものですね。

先日、別の方に頂いた
ジャスミンとヒマワリ入りの緑茶と頂きました。
寒くなると温かいものに癒されますね。
いけない、いけない・・・
これを理由にまた食べてしまいそうなので要注意。
でも美味しかったです。ご馳走様でした。


竹の皮とヒモで包まれた
大きな中華ちまき
見た目も素朴さがある

 2007年12月08日(土)                                  |   赤松珠抄子
理斗の手紙

12月に入ると、1年分の雑誌や手紙、FAXなどなど
一斉に整理をします。
日頃から、整理整頓、掃除がなっていないと
落ち着かないので、きれいにはしていますが、
もっと極めるのが12月です。

大掃除には、事務所スタッフ全員で
2、3日かけて徹底的にします。
それでも自分のモノは、もっと時間が要るので
12月に入ったら少しずつ始めます。
きれいに片付くと、本当に爽快、幸せです!

昨日、FAXを片付けました。
その中から、可愛いお手紙が出てきました。
今年、発売された子供の本
「赤松珠抄子のキッズインテリア」
トビラの文字を描いてくれた、友達の子供で理斗くん。
私の誕生日に、絵を描いてくれたのです。
ちょっと感動的なアヴァンギャルドな絵でした。
こういう発想や感性って、
大人になっても維持したいですよね。
いつ、どの瞬間になくなっていくのでしょうか?
ドキッとする作品に出会うと
子供が一番、アーティストなのかもしれない・・・
と思ってしまいます。

大切な1枚、こういう道にすすむことはあるかしら・・・
理斗くんが大きくなるまで保管しよう。
もし、目覚めることがあったら原点を見せてあげたい、
と、勝手に思っています。
目覚めるなら、私がヨボヨボになる前に・・・



「キッズインテリア」の文字
大人が下手に書いても
この味は絶対に出せない


誕生日に送ってくれた絵手紙
葉や実の付き方が斬新
創造の世界に生きている感じ

 2007年12月05日(水)                                  |   赤松珠抄子
窪川勝哉2冊目の本

12月1日に、事務所に遊びに来たクボ。
2冊目の本が出版されたようです。

ソフトバンククリエイティブから
「窪川勝哉のひらめき手づくりインテリア」

カバーはクボらしくなく、非常に可愛い女の子な感じ。
「どうしたの???」
出版社も、なぜクボに「ナチュラル路線」を頼んだの!?
いろんな疑問あれこれ。
でも、相変わらずクシャッと笑顔で
「なんかいいっしょ! オレらしくなくて!」
まあね。

簡単インテリアの懐かしいアイテムや技が満載で
TBS「ジャスト」“お部屋改装し隊”の頃を思い出しました。
このコーナーを始めたのが2000年ですから
もう7年が経つのですね・・・
初代アシスタントが、もう立派に事務所を構え
更に2冊めの本を出版し、嬉しい限り。
次は、橋本でしょうか・・・楽しみにしていますよ。



表紙カバーのアップ
写真がナチュラル感あって
とってもいい雰囲気!


サインをどうも!
いつも発売日に事務所まで
届けてくれる心意気
変わらず健在でいい

 2007年12月02日(日)                                  |   赤松珠抄子
WORKS更新

今回は WORKS-INTERIOR PAINTING の
構成を見直して、小品から壁画まで
幅広く見て頂くことにしました。

私は、インテリアデザイナーですが
もともと絵を描いていたので
インテリアに合わせて、ご希望の絵を描いたり
イメージされるアートを探したり、も承っています。
空間のため、想いのため、
10年以上も経って、また絵を描くとは思いませんでしたが
インテリアに合わせて絵を描くというのは
当時とはまた違う、幸せな気分に包まれます。

今年は、そうした1枚の絵を描くことが多かったです。
新築や引越し祝いなどでオーダーを頂きました。
その場合、フレームやマットなども
全て、絵や予算に合わせて選んだり、作ったりします。
ご希望によっては設置に伺うことも、
ラッピングして配送することもありました。
突然、届くプレゼントに驚き、喜ばれるお顔を見ると
一瞬にして、こちらも嬉しくなってしまいます。

リニューアル1回目は、イタリアンのシェフを目指している
女の子のレシピを水彩画で描いた作品からです。
予算の都合で、フレームやマットを選べず
相談した結果、¥100SHOPで木製フレームを買い
アシスタントたちが塗り直すことにしました。
そんな初期の作品です。


ロフトから見たリビング
赤いソファの後ろ
高い壁に絵を飾っている


アクセントで作った照明の
グリーンに合わせて
フレームも何色かのグリーンに