2008年11月27日(木)                                  |   赤松珠抄子
半年ぶりでしょうか…

なかなか東京にいなくて
気が付いたら、寒さが厳しく
更新しないまま半年ほどが過ぎてしまいました。

国内外ともに北から南へ、あちこちと
落ち着かないままの毎日。

ブログでは、きちんと写真を撮って
PCでサイズ調整をしているので
携帯で、はい更新! とはいかず…
しかも、こだわってしまって
UPする時期を逃したり…

先日、ある空港で声をかけられました。
「あのお…中学生の時から、ずっと見てたんです。
 最近、ブログを更新されていませんよね?」
と、いきなりでした。
それが2回続けて、違う空港で違う人から…

さすがに「中学生から」と言われると
時の経過を感じつつ
見て下さっている方がいるのね…と実感、そして反省。

来年春頃までは定期的には無理? かと思いつつ
折角のお言葉に元気を頂き
まずは再開してみようと思い直した今日でした。



飛行機からの眺め
黒い富士山(と思う)

 2008年04月15日(火)                                  |   赤松珠抄子
自生かたくり群生地

秋田は本当に、どこへ行ってもキモチのいい街でした。
昨年の今頃、ちょうど秋田の仕事が続き
月に1回は出掛けていました。

4月中旬、自生のかたくりが開花するという情報を聞き
角館から秋田内陸縦貫鉄道という
これまた私好みの渋い電車に乗って行きました。

予想では開花しているはずでしたが
雨が続き、まだ蕾が多く、ちょっと残念。
それでも何だか満開のかたくりが見たくて
数日後、東京へ帰る日に再度、訪れました。

何といっても自生ですから、
その迫力は可憐な花でもパワフルでした。
私が見たときは、まだ満開ではありませんでしたが
自然の中で生きている感じが漲っていました。

いつも思うのは、自然界のデザインの凄さ。
誰かが、わざわざ考えたものではなく
自然に、その形に、色に、バランスになっていく。
美術館には興味はないけど
やっぱり植物には、魅かれてしまう。

ここではボランティアで案内をしてくれている方が
本当に親切でした。
東京から来たと言ったら
携帯で開花状況を教えてくださいました。
だから、最終日にも見に行けたのです。
有難うございました。

この時期、秋田に行かれる方は
是非、覗いてみて欲しいです。


一番、咲いていたエリア
これが満開になったら…と思うと
また行ってみたくなる


なんともいえない
紫とピンクを感じる色彩
かつては、この花から片栗粉を
採っていたのだから…
美と実用を兼ねた花


可愛いおばあちゃまにも
会いました
なぜか犬はずっとカメラ目線


 2008年04月03日(木)                                  |   赤松珠抄子
子供とサバイバル

仕事帰りに、久々に友達の家に寄りました。
そう、今は春休みなんですね。
子供たちがキャッキャッしていました。

学校に行かなくなると休みに疎くなり、
会社勤めを辞めたら曜日に疎くなりましたね。
仕事柄、土日に働くことも多く、
私の休日は、もっぱら平日、そして時々です。

途中でフルーツタルトやシュークリームを買ってみました。
私は、甘いものが全くダメなので
何を買っていいか迷いつつも
甘い香りに酔いそうになるので、結構、即決です。
イメージは、箱を開けた時に「わあ~!」って思えるような
色彩とデコレーション。
家の完成同様、開けた瞬間の感動を求めてしまいますね。

そして「わあ~!」が聞けたら、一安心。
子供は無邪気な分、嫌なものは嫌ですから、
ホッとします。

おみやげ買うのも、私的サバイバル。
毎回、違ったもので「わあ~!」を引き出そうと
スイーツの店にも詳しくなりました。
早く、お酒が飲めるようになると嬉しいんだけどね…


お兄ちゃん、いい笑顔
やっぱりチョコレートが
好きみたい


夢中な弟くんは指が…
でも小指ではないわね


食べ終わったら
見事な泥棒ヒゲが…


 2008年03月28日(金)                                  |   赤松珠抄子
どこでも歩く

春の引越シーズンは何かと慌しいです。
今週で、一段落ですが
ここのところ都内の物件が多く
電車やバスが上手く接続できない場所が続きました。
せっかくなので、運動ついでに歩いています。

先日は、港区界隈をまとめてグルグルしていたら
いろんな方向に東京タワーが見えました。
ビルの谷間に聳える風景がいいな、と思ったら
周りの観光客も写真を撮っていましたね。

なんか、いいんですよね。
ガシガシ歩いていると、ホッとするし
見守られているようでもあり
最近、気に入っている風景です。
たまには車ではなく、歩くのもいいものです。
道が、楽しくなりました。



陸橋の上から撮影

 2008年03月25日(火)                                  |   赤松珠抄子
バイトちゃんの誕生日

日々のあれこれ雑務を頼んでいるバイトちゃんが
今日、誕生日でした。
確か、去年の今日も仕事で一緒でしたね。

一生懸命な元気いっぱいの子で
「バイトちゃん」って感じの、お菓子のような雰囲気です。
チョコレートが大好きらしいので
勝手に「チョコちゃん」と呼んでいます。

普段はピン芸人で中村まゆみという名で出ています。
あれ…翼の折れたエンジェル? と一字違いです。
でも、全然、似ていませんけど。

日曜日、TBS「アッコにおまかせ」
安東さんがパネルから剥がした紙を
収集しているアシスタントをやっているので
観る機会があったら、ちょっと気を付けて観てみて下さい。
チョコチョコと動いています!

そんなチョコちゃんと、六本木ヒルズに行きました。
せっかくの誕生日、お茶しつつ何かスイーツ…と思ったら
クレープのお店を発見。
好きなものだけをのせてくれる
お誕生日ヴァージョンを頼みました。

甘い香り、山のようなデコレーション、
絶対、一人だったら行かない店に入り、頼み、
別世界を見たようでした。
キモチいい食べっぷりが微笑ましく、
もっともっと活躍して欲しいな、と思いました。

早速、明後日27日、中野でライブのようです。
お近くの方は、是非!



食べっぷりがいいチョコちゃん
ダウンライトの具合で
顔の彫が深くなってしまった…


クレープって積み上がるもの
なのね…初めて見た


これでもかってほどの
アイスに生クリームにチョコ
お誕生日おめでとう!

 2008年03月20日(木)                                  |   赤松珠抄子
菊らしくない菊

今日は、あいにくの雨で
ラジオの公開生放送も、いろいろ大変そうでしたが
無事、終わり戻ってきました。

個展のお祝い用に花を見ていたら
珍しい菊を見つけました。
花びらの形といい、色といい、
日本の菊にはない、ちょっとエキゾチックな雰囲気。
今日は、お彼岸だけど
仏花の束には入っていないような個性的な花。

赤とオレンジのラナンキュラスと
グリーンのクッカバラと合わせて花束にしました。
いつも、花だけ買って自分で束ねています。

贈る人をイメージしながら、
花を選び、紙を選び、そしてリボンや紐を選ぶ。
楽しいですね。


ちょっとヨリ過ぎた…けど
このギッシリ感がいい

 2008年03月12日(水)                                  |   赤松珠抄子
自生の椿

ここのところ画像の整理をしています。
その中で、
ちょうど今頃、出かけた秋田の写真がありました。
懐かしいですね。

その日は、なんだかいろいろあり
岸壁を見たくて、男鹿半島に行ってしまいました。
荒れ狂う波とゴツゴツした岩肌。
見ていて飽きません。
しかも近くの食堂で「ウニ丼」が評判だと聞いて
結局、泊まってしまいました。

その帰り道、
自生の椿が見ごろらしく、寄ることにしました。
イメージしていた椿を遥かにこえ
「椿の森」といっても納得する椿群が広がっていました。

太い幹に、鈴なりに咲く椿。
この力強さ、今まで見たことがない迫力でした。
「これが椿?」
と、驚くくらい、木々は重なり、
トンネルのように通り抜けができました。

椿とは、見上げるものと思っていないので
自生って違うな…と感心しきり。
街中に突然ある椿の森、何だかパワフルでした。


見上げた椿の木
こんな角度で初めて見た


椿に太い幹がやっぱり意外
原点は、こんな感じだったのでしょう

 2008年03月07日(金)                                  |   赤松珠抄子
ホッと一息のラム

何とも慌しい一週間でした。まだ、終わりませんが…
そんな中、ホッとするおみやげを頂きました。

おみやげって、選び方がいろいろありますが
私は自分の集めている雑貨や箱、紙、切手、ビンなど
粗雑な素材のモノなど、好きなラインのものを頂くと
「分かってくれてるなあ」と、嬉しくなります。

また、今は禁酒していますが
やっぱり、お酒も非常に心トキメキますね。
ただ日本酒は飲めないので、んんん…

先週頂いたのは、その両方を兼ねていて非常に感激!
バハマのおみやげ、ラムでした。
それが現地の紙に包まれていて、
そういうざっくりした感じが、とても良い!

今週は、そんなラムを無脂肪牛乳に
ほんの少し入れて、慌しい気分をおさめていました。
ホッと一息つける、ラム。
幸せの一滴は許そう…と思いつつ、深酒注意…


バッグに入る程よいサイズも
気に入っている


こういう現地生産地の文字を
見ているだけで気分が良い
ちょっと旅した感覚になる

 2008年02月22日(金)                                  |   赤松珠抄子
梅の季節

この前の大雪の日に、
枝に付いた水滴が蕾のように見えて
思わず撮った梅の木。
まんまるの蕾に、生きる力強さを感じたものでした。

そんな梅が、そろそろ満開です。
同じように見えた蕾からは
多くの白い花に混ざって、ピンクの花がちらほら。
知人から頂いた梅の木ですが
枝だけの状態では気付くことのない発見。

濃いこげ茶の枝色を覆うかのように
真っ白に、日々、埋め尽くされていく中で
ポツリポツリとピンクが差す花模様。
なんだか、さりげなく個性を主張している様子に
元気がわいてきます。

そこだけ見れば、驚くことも
全体を見れば、欠かせないアクセントになっている。
小さな1本の中に広がる世界観を眺めながら
過ごした朝のひとときでした。



雪と梅の蕾はよく似合う


私の「小さな偕楽園」と
勝手に呼んでいるひと鉢


全て花の表情は違っていて
見ていても飽きない

 2008年02月20日(水)                                  |   赤松珠抄子
キモチのないオヤジ

夕方の適度に混み始めた電車に乗りました。
ちょうど座席終わりとドアとの角に立てました。
一安心。

何駅か過ぎた頃、目の不自由なおじいさんと
おじいさんを抱えて一緒に歩くおばさまが乗ってきました。
センターの何も掴むモノがない場所しか空いていないので
「どうぞこちらに」と一瞬、移動して譲りました。
が、ほんの、そのたった一瞬の間に
会社帰り風のオヤジが角に陣取っていました。

え”・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

オヤジ、ウソでしょ!!
オヤジのために動いたのではありませんが!
腹ただしい一瞬でした。
何とも思わないのでしょうか。
結局、席を替わる人もおらず、
高めの位置の吊革に何とか掴まっておられました。

哀しいです、日本。
「有難う」と、結局、何の役にも立たなかった私に
おばさまの声が響きました。


頭にきている中
写真なんて撮れないので
せめて電車感だけでも…

 2008年01月15日(火)                                  |   赤松珠抄子
衝撃的な耳

昨年末から、耳がカラカラ音がするような変な感じでした。
でも、耳掻きをしすぎて、
欠片が耳奥に入ってしまったのだと思っていました。

それが年が明けても、まだカラカラは続きます。
さらに流れるような感じがしてきたので
さすがに変だと思い、人生初、耳の病院に行ってきました。

耳のお医者さんは
大きな洞窟探検のようなもので見るんですね。
初めての場所は、病院でもなんだかワクワクします。
が、
そんな楽しい気分も、吹っ飛ぶような診断を
私の耳を覗きながら先生は言いました。

「赤松さん、カビが生えてますね」

え゛

さらっと言ったけど、カビ?
人間にカビが生えるの?
なんで?
目眩がしました。

事務所や家、これでもかってほど完璧な掃除をする、
潔癖症の私が、なんで! カビるわけ???
卒倒するかと思いました。

よくよく話を聞いたら
耳の奥は、温かくカビの温床らしいのです。
そこに耳掻きをし過ぎて、薄皮が剥がれて血が出ると
隙間に温度と水分が保持され生えやすい、とうことでした。
綺麗に綺麗に耳掃除をしすぎるのも問題なんですね…

驚きの、耳診断。
今度からは、ガリガリせずに、ほどほどにします。

でも、まさか、
部屋中のカビを除去した自分がカビるなんて…ねえ…



もはや私のカビの仲間
チーズ用のアオカビ
確かに赤ワインに合うし
ブルーチーズは好きだし!


私のダイエットには
欠かせない味噌用の
コウジカビ


これは天敵カビ
パンやミカンに発生する
クラドスポリウム
でも、綺麗なデザイン
カビって顕微鏡で見ると
意外と独創的で面白い

 2008年01月10日(木)                                  |   赤松珠抄子
2008・新年

あけましておめでとうございます。
というには、遅い…もう10日ですが
今年も、宜しくお願い致します。

年末は、
なかなか納得のいく掃除ができなかった2007年後半の
「綺麗にしたいいいいいい!!!」の一心で
我を忘れて、朝から晩までガッツリ大掃除。
やっぱり掃除はキモチいい!
やっぱり綺麗になると空気が生きる!
やっぱり潔癖症だ!
やっぱり整理整頓大好きだあ!
やっと、生き返りました。
ふと気付いたら、年を越えていました。

そして、怒涛の年賀状書き。
毎年、秋頃から切手探しに中央郵便局へ行きます。
使う写真に合わせたり、切手の意味を考えたり、いろいろ。

2008年は、「近畿の城と風景」にしました。
お城シリーズは結構、好きで、過去にも登場しています。
また、去年今年と西方面の仕事が続くので
どの物件も、笑顔で竣工日を迎えられますように…
と、願いを込めて。

そして頂いた年賀状。
1年に1度の文通のように、
近況を知ることができる貴重な1枚。
大切です、楽しみです。

今年は、「実はブログ読んでますよ」という内容が多く
驚きました。
お陰で、数年ぶりに生存確認できた人、数名アリ。

ブログ、また読んでくださいね!
というより、会いましょう!


大好き郵便局!
この建物がまたいい!
ステーションホテルは残念


「近畿の城と風景」
5種類が1シートなんて
昔は考えられなかった


2008年の年賀状
詳細はWORKSにて
1月中に更新予定!

 2007年12月25日(火)                                  |   赤松珠抄子
頂きモノで元気復活

いつから、クリスマスが楽しく過ごすものでなく
仕事の追い込みになってきたのでしょうか…
ワイワイしていたのは小学生くらいまでですね。
でも、仕事があるのは幸せです。

そして今年もまた、締め切りに追われアタフタ。
ただ年を越すだけなのに
やっぱり年末は慌しくなります。

でも同時に嬉しいのが、不意に届く頂き物です。
今日この日に、
ワインとチーズ巻きサーモンが別のところから届きました。
頑張れってことですね!
有難うございます!


フルーティな国産ワイン
今の状況にはピッタリな
飲みやすさ!


こちらはサーモン
パッケージがなかなかいい


サーモン×チーズ最高!
これにちょっとレモンと
ケッパー添えれば完璧!

 2007年11月02日(金)                                  |   赤松珠抄子
羊の顔って…

先日、出掛けたルクセンブルクの写真を整理しています。
それが2000枚以上ある上に
さらに重くて、なかなか進まないので
仕事の合間にデータを移し、保存する作業をしています。

ここのところ、事務所で緊迫状態が続いており
エンドレスな日々が続いていました。
そんな中、写真整理がちょうどウールの話あたりに
さしかかっていました。
私は、写真を内容と地域ごとに仕分けてしているので
羊農家まで出掛けたことを思い出し、
イメージと全然違った羊に出会ってしまったことが
一瞬、よみがえり思わず笑ってしまいました。

羊って、
意外とどっしり体型なのに、脚だけは異常に細い。
そして走るのが、馬のように早く、俊敏!
そしてそして、真正面の顔は牛なのです!
イラストで描く、ホカホカ温かい愛らしさはなく
何だか、集団になって強かったのです。
でも、
眼が合うと牽制をしてくる感じが、微笑ましく思えて
私は、とても楽しかったのです。

仕事の合間に、撮った真正面の羊を見ると
何だか肩の力が抜けて、いいですね。

詳しくは、来年春からはじまる雑誌の
インテリアの連載ページで紹介しますので
また、お知らせします!



羊の真正面の顔
牛に似てません?


ちなみに横顔
これも、ちょっと牛顔
カメラを通して眼が合った瞬間


集団で走り去る羊
リーダー羊にみんなが
ついて行く、素晴らしい結束力


 2007年10月03日(水)                                  |   赤松珠抄子
スーパーはくと6号

先週は、とても慌しく、
神戸→京都→鳥取の毎日でした。

京都から鳥取って、どう行けばいいのかしら…
と、リサーチしていたら
「特急スーパーはくと」1本で行くではありませんか!
素晴らしい!!
こういう路線を見つけると嬉しくなります。
内陸を抜けて日本海側に出るなんて、
ワクワクします。

乗ったことのない電車に乗って、
見たこともない景色の中を通っていく。
これだけで、心の洗濯になります。

ビルが減るにつれ
緑の濃さが深くなり
赤い曼珠沙華が増えていきます。
きれいな赤が点在する田圃の畦道を
歩きたくなってきました。
なんだか、あっという間の3時間でした。


意外と流線型でガッカリ
「はくと」とは鳥取の
白兎海岸の白兎から


車内にはモニターが!
先頭の景色が映るのが
面白いが、必要なのか…

 2007年09月22日(土)                                  |   赤松珠抄子
ギラギラ太陽なのに、秋

インテリア相談で、お宅にお邪魔しました。
都心から2時間ほど電車に乗って、辿り着いた千葉県。
バスに乗って目的地に向かう間に
いろんな秋に出会いました。
外は、まだ残暑厳しい太陽が照りつけているのに
自生する植物たちは、もう秋準備。
なんだか暑いけど、気分は、ほのぼの。

カンナやコスモスが道端に咲き、
そばには遅咲きのヒマワリも。
この時期ならではの組み合わせですね。
そして、小さなコオロギやバッタ、トンボも見かけました。
自然界から四季を感じるなんて幸せです。

でも暑い今日、
お宅では、クーラーかけつつ、麦茶を頂きました。
今年、最後の麦茶かな。


田圃の風景も少しづつ秋
トラクターに驚いて
白い鳥が飛び立つ瞬間


もう栗もギッシリ!
きれいに割れている栗も
あって、まさに秋

 2007年09月21日(金)                                  |   赤松珠抄子
墓地散歩中、発見!

朝か夕方にウォーキングをしています。
道に飽きたら、違った道を探してはグルグルしています。

先日、暑かったので
木々のある青山墓地を歩いてみました。
今までは、
どうもそういう場所で好かれる体質のようなので
避けていたのですが、ふと歩いてみる気になりました。

そこで数十年目にして発見です!
赤松の木が生える、坂のある通りが
「あかまつ坂通り」と名付けられていました。
あらららら…知りませんでした。

見事な赤松に囲まれて涼しげな、お墓たち。
何だか親近感がわいてきます。
赤松に呼ばれたのでしょうか、感じた「ふと」に感謝。
小さな嬉しい発見でした。


小さな通りだけど
スタート地点には標識も


立派に、空に広がる赤松
私も、頑張る!!

 2007年07月25日(水)                                  |   赤松珠抄子
気になる数字と英字

今日は、誕生だったようです。
日にち感覚はあるのですが、月の感覚がなくて…
忘れていました…

昨夜は、出張前の準備をバタバタしていたら
行方不明だったノリさんが突然、
どこかの島から前祝で来て下さいました!
生存を確認できた喜びや何やらで、
夜中に楽しくなってしまいました。有難うございます!

そして今日は、朝一番の便で米子へ。
気になる数字に沢山、出会いました。

モノレールの切符を買ったら、「4649」。
「ヨロシク」って! 
はい、仕事頑張りますって気分になり、
飛行機の座席は「25F」。
誕生日の「25」と、会社名の頭文字「F」なんですね。
リムジンバスは、誕生月と赤松の頭文字の「7A」。
そして極め付けが、
住宅のご依頼人の方のメールアドレスを伺ったところ
アドレス内の数字4文字が、
私の想いある数字と全く同じでした。
それは、奇跡的な数字です。
打ち合わせ後、
盛大にお祝いをして頂いたテンションの中、
意味を話すまではできず、次回にしましたが
でも、合わせようとして合わせられる数字ではないので
ちょっと神がかり的なものを感じます。
その数字の意味を、まだお互い知りませんが
何か鳥肌が立つようなことがあるような気がしています。
不思議な数字で繋がった誕生日となりました。


モノレールの切符
「19.7.25」の「「4649」


飛行機の座席「25F」


リムジンバスの座席も
窓側「7A」

 2007年07月19日(木)                                  |   赤松珠抄子
懐かしいヘビの抜け殻

今日は、千葉の印旛郡に行ってきました。
ちょっと肌寒く、
でも緑豊かで空気が澄んでいました。

仕事を終え、考え事をしながら歩いていると
道の脇に、ヒョロっとしたものが視界に入ってきました。
気になって近寄ってみると
それは見事なまでのヘビの抜け殻でした。

いやあ~懐かしい!
広島にいた子供時代には、山でよく拾っていました。
お財布に入れると、お金がたまるといわれ
大事にしていた覚えがあります。
身近だったので、今でもヘビは大好きです。
ヘビ皮革製品を見ると、やっぱり郷愁を感じるのか(?)
ついつい買ってしまいます。

このヘビの抜け殻も、心ひかれましたが
なんだかあまりにも完成度が高く、
このコンクリートとのバランスも絵になっているので、
このままにしてきました。

仕事の合間に出会った一瞬でしたが
広島の想い出が甦り、
慌しい日常に、そっと優しさがそそがれた気がします。
今日は、そういう日、だったのかなあ…きっと。


きれいに頭から尻尾まで
つながっていて見事
すごく曲がって抜けた
感じも、ちょっと好き


アップで見ても
グレー×チャコールの
濃淡が実に美しい

 2007年07月17日(火)                                  |   赤松珠抄子
パソコンが壊れて大惨事…

とうとうパソコンが壊れてしまいました…
変なカチカチ音は、ハードディスクの故障のようでした。

先週から修理をお願いしていたのですが
いろんな手違いが重なって、今日になってしまいました。
その間、一瞬のうちに画面が真っ黒になったりと
不安だらけの連休でした…

私は、いたってアナログな体質だと信じていましたが
いざ、パソコン1台が使えなくなると
こんなにも困って、アタフタしてしまうなんて…
ショックでしたね…機械に支配されている…感じ。

そして、この数日のメールを
残さずバックアップがとれているかも、ちょっと不安です。
もし、返事がなかったら再送して下さい!
機械に支配されているわりには
ちょっと使いこなせていない状況なので…
すみません…


ヘビでカスタム


画面の縁もヘビ柄に
空の画との
コントラストがいい

 2007年07月12日(木)                                  |   赤松珠抄子
米子の風景

先日、鳥取県の米子に出張で行って来ました。
私は広島出身ですが、反対側の鳥取は初めてです。

あいにくの雨でしたが、そのせいか空から見る街並みが、
水彩画を、さらに水で重ねていったような
奥深い色に包まれていました。
靄がかかったような、実に幻想的な山々の風景に
それは後で大山だと知りました。
あの大山鶏の産地です。鳥取だったんですね…

米子は、いろんな自然に恵まれていて、
美味しい鶏が育つ山もあれば
演歌が似合う日本海にも面しています。
この日は、豪雨で近寄れませんでしたが…
そして対照的な、穏やかな波の中海があり、
温泉も中心街からすぐ近くにあります。

ゲゲゲの鬼太郎が描かれた1両の電車も
トコトコ走っていました。
水木しげるさんの故郷が、近くの境港だからだそうです。
畑の中を走る電車、ちょっと斬新でした。
とても穏やかな気分の1日。
是非、次回は晴れた米子を見てみたいですね。


飛行機からの眺め


時間を忘れるほど
ずっと見ていた風景

 2007年06月19日(火)                                  |   赤松珠抄子
徹夜あけの空とコンビニ

この2週間ほど、1日おきくらいに徹夜作業です。
というより集中していたら、夜明けの音が聞こえてきて
「あ、朝だ…」という状態です。

外に出ると眩しくて、寝静まった建物の間から
コンビニだけが、ぼんやりとした光を放っています。
半分、意識が朦朧としているので
それはまるで隕石が落ちてきて、
誰にも発見されない、そんな状況に見えてしまいます。

そんなコンビニは素晴らしい場所です。
早朝だというのに、いや早朝だからか、
お惣菜やサンドイッチやいろいろ、たくさん揃って
みんなが、こっちを見ています…
そして、アルコールたちもニコニコしています…

さすがに疲れはピークで、目が冴えすぎなので
糖質0のビールだけ許すことにしました。
つまみは、小さなナポリタン、イカ明太とタコワサビ。
いやあ、癒されます。

これでまた午後から頑張れる!


朝焼けってきれいだけど
「朝」を突きつけられる


電線さえ何だか
アートに見えてくる


近くのコンビニ
やっぱり光っている

 2007年05月29日(火)                                  |   赤松珠抄子
好きだった風景が消える

ここ数日のことですが
事務所周辺の風景が、日に日に変わっていきます。
好んで目印にしていた、長く続く塀が取り壊されたり、
気になっていた大きな家が解体されていたり、
いつかはこの家…と目を付けていた家が
シートに包まれ壊されている最中にでくわしたり…

時間が経たないとでてこない味を
自然に纏っていた家やビル、塀、そんな大切なモノが
私の大好きな風景から消えていきました。
そういった深みのある建物があってこそ
この街らしく、それがここに事務所を構える理由でした。
今後、空いた土地には、
恐ろしいデザインのマンションや住宅が
あっという間に建っていくのでしょうか…
ここには、絶対に合いませんから…哀しくなります。

ほのぼのとした穏やかな街に
ドカドカとやってくる、時代や雰囲気の違うものたち。
私に、これらを阻止するだけの財力があったらな…
と、こんな時、いつも思います。

 2006年12月15日(金)                                  |   赤松珠抄子
港区ものづくり商業観光フェア

今回は、カインズ手づくり大賞の作品について
書こうと思っていましたが、
ちょっとしたイベントに出掛けたので、それを先にします!

私は、港区に住み始めて15年になります。
どこでも歩いていくので、とても過ごしやすい街です。
だから事務所も同区内で、これも12年になりますね。
この街なくしては、日本で生きていけなかったかも…
と思うくらい、この地を愛していますねぇ。
そんな港区で「第1回 港区ものづくり商業観光フェア」
というイベントに出掛けました。
「第1回」という記念すべき回と、会場が東京タワー
これで心が一気に動かされました。気になったのは、
「篆刻体験」と大使館主催の「国際交流」という物販です。

「篆刻体験」では、彫士の人に文字を書いてもらい、
自分で、実際に彫ることができるのです。
ハンコなので、字は逆! これが、さすがプロ!
スラスラと器用に書き進むので、みとれてしまいました。
篆刻セットを借りて彫っていると
何となく、その気になってきて異常な集中力を発揮。
この勢いで篆刻セットを買いそうになりました。

大使館主催の「国際交流」は、ちょっとビックリです。
参加国はサウジアラビアベラルーシハンガリーなど、
私好みの変わった国が多かったので、とっても期待大!
でしたが……意外と小さなスペースに
実にこじんまりと、デスク1つ分くらいのスペースに
統一感のないモノが置かれてたり、置かれてなかったり、
お惣菜のようなパックが置かれてたり、
遅刻してくる国もあったり…と、不思議な空間でした。
何だか、せっかく面白い国が集まっているのだから
もっと、やりようはあるような……気がしました。
モノが、一番、きちんとしていたのはカンボジア
スカーフを2枚、買いました。
コットンですが、麻のような肌触りにも近く、
色合いが絶妙でした。こういうモノに出会う幸せ。
日本にいては考えられないだろう感性に触れた時、
その国をもっと知りたくなり、行ってみたくなります。
きちんと出展している国のためにも
第2回は、もうちょっと頑張って欲しいものです。
なんなら私が空間構成をしたいぐらいです。
あれでは、いいモノが良く見えません!

そして、ここで残念だったこと。
それは知らない間に
東京タワーが、きれいになってしまっていたことです。
私は以前の、完全に時間が止まっている、
時代に取り残されたような空間で
これまたタイムスリップしたような喫茶店で
トマトケチャップのナポリタンを食べるのが好きでした!
それが影も形もなく、コンビニはあるは、
コジャレたカフェはあるは……全然、違うっ!
私の愛した東京タワーではありませんでした。
いつも思うのは「新しければいい」というものではない。
「古さが新しい」ときも絶対にある。ということです。


これが篆刻のセットです


字を書いている最中


真剣に彫っています!!


カンボジアのスカーフ
1枚 ¥500でした


見上げる東京タワー


柵も東京タワー柄に!

 2006年12月01日(金)                                  |   赤松珠抄子
数十年ぶりの同窓会

先週末に高校の同窓会がありました。
千葉県立国府台高校という、当時は進学校で
でも自由な校風のあまり、卒業する時には
ちょっとおバカになっているという学校でした。
文化祭が異常に盛んで、受験勉強放ったらかしで
1週間、学校をあげての大騒ぎが続いたものでした。
そのせいもあってか、個性の強い人が多かったですね。
そんな人たちと数十年ぶりに会いました。

驚きと同時に嬉しかったのは、3年間、一緒だった6人が
高校生の時になりたいと言っていた職業になっていたこと。
文化祭で演劇に全精力を注いでいたと思ったら、
文学座に在籍する俳優・藤川三郎に。同じく文化祭で
壁画や空間デザインをしていた私はインテリアデザイナー。
そして日刊スポーツの記者やファンドマネージャー、
日本語教師に薬剤師。
真面目に勉強をした記憶が、あまりありませんが
きちんと夢に向かう想いが
培われていたんだと思いました。
私の本や出演番組なども観てくれていて、感想を聞くたび
大きな大きな家族に包まれているように感じました。
それは高校の同級生だからでしょうか。
今度は、今回、連絡の取れなかった人にも会ってみたいと
思いました。同じクラスで、実家が引っ越してしまった人、
これを読んだら、是非、メールを下さい!!!
こういった時間を数十年に1度、過ごせるのは
心地よいですよ。


文化祭演劇の
パンフレット表紙


裏表紙


広げると1枚の絵に
なるようにデザイン

 2006年11月24日(金)                                  |   赤松珠抄子
大山寺の紅葉と護摩焚き

昨日は、出張帰りに伊勢原に寄ってみました。
小田急線だと新宿から1時間と意外に近く、
毎年、会社のスタッフ全員でお祓いに出掛ける神社もあり
なじみ深い場所でもあったからです。
伊勢原といえば、霊山として信仰されている大山があり、
参拝に訪れる人のための宿坊が今でも残っています。
そして、私の大好きな手づくり豆腐
太田道灌が暗殺された最期の地としても知られています。
また四季を感じる自然も多く、今は紅葉の季節
ちょうど雨予報で寒く、人も少ないだろうとふんで
寄ってみることにしたのです。

万全の登山用の格好ではなかったので
山頂はあきらめ、途中の見晴台という所まで登ることに。
「ハイキングコース」と聞いていたのですが
全然! 結構なデコボコの山道でした…
でも登山道にありがちな階段状に整備された道ではなく
急であっても自然のままの道が、よかった!
湧き水も流れ、モミの原生林の中を歩きながら
森林浴気分と登山気分を満喫できました。
そのまま下山し、ケーブルカーで大山寺へ。
階段脇に地蔵が並び、それを包むように紅葉が折り重なり
その先に、お寺が建っています。
ちょうど、護摩を焚いている時だったようで、
地響きのような唸る声が、地を這って聞こえてきます。
とても同じ人間の声とは思えません。
高く上がる炎も、天に届けるように昇っているようで、
俗世間と離れた場所に紛れ込んだようでした。
それにしても、あの声はどこからでるのでしょうか…
固まって聞き入ってしまうほどの声に初めて出会いました。


26日まで
紅葉ライトアップ

 2006年05月10日(水)                                  |   赤松珠抄子
大家さんの庭の植物たち

ここのところ、事務所全員で原稿書きの毎日。
7月に発売予定の「セルフビルドでリノベーション(仮)」
(アスペクト刊)という本で
以前、手掛けた物件のできるまでを、
BEFOREから追っていったもの。
改装する人にとってのバイブルになるような、
「改装する前に読んでおきたい本」というイメージで、
基本的な実践本にしようと思っている。

2年前に出した「なにがなんでも中古マンション
(講談社刊)が「家購入前に読んでおきたい本」という、
はじめの一冊に役立ったととても多くの感想を頂いたので、
やっぱりこの方向性だな、と思った次第。
そんなグルグル続く毎日に、ホッと安らぎをくれるのが、
大家さんが大切に育てている庭の植物たち。
徹夜明けの今朝も、瑞々しい新芽や花が出迎えてくれた。
どんなにフラフラでも、元気になってしまう不思議な庭。
「生きよう」とするエネルギーを発している、
そんな力強さを頂いているのかな。


ツツジ


エビネ


マンリョウ